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【岩手県】

認知症介護の悩み共有 奥州で家族交流会

岩手日報 2019年11月27日(水)
認知症当事者への介護の体験談を共有する参加者ら
認知症当事者への介護の体験談を共有する参加者ら

 岩手県奥州市は25日、同市水沢聖天の水沢地区センターで認知症の人や介護する家族の交流会「ぬくっこ」を開いた。参加者は仲間と集うことで困りごとや体験談などを共有し、認知症への理解を深めた。

 当事者も参加する交流会は初めて。約20人が参加し、市地域包括支援センターの職員と懇談した。家族らは「介護の悩みを誰にも相談できない」「病院に通う交通費の負担が大きい」などの悩みを共有した。

 交流会では、認知症の診断を受けた人向けに、生活情報や当事者からのメッセージをまとめた冊子「個人版認知症ケアパス」を作成する他県の先行事例を紹介。同市も民間企業などと協力して作成を検討する。

 認知症の夫と暮らす同市江刺愛宕の佐々木美耶子さん(75)は「自分の思いを話しやすい場だった。共有できる機会がもっと増えてほしい」と願った。

 同センターの佐藤穂波次長(57)は「本人も家族も、仲間との交流を通じて前向きな気持ちになってほしい」と力を込めた。