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【高知県】

介護の負担を減らす「ノーリフティングケア」をオンラインで研修

高知新聞 2020年6月16日(火)
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オンラインの研修会で講師を務める下元佳子さん (高知市本町3丁目)

 福祉機器を適切に使うなどして介護の負担を減らす「ノーリフティングケア」の本年度の研修会がオンラインで始まった。新型コロナウイルス感染症対策として初めて実施。関係者は「遠隔地からも簡単に参加できる。福祉業界でもICT(情報通信技術)の活用を進めたい」と話す。

 ノーリフティングケアとは、要介護者の体を人力で持ち上げたりベッド上で引きずって移動させたりしない介護のことで、腰痛を防ぐために中腰姿勢を続けないことなども含まれる。「職員と利用者双方の負担が軽くなる」として、県が2014年度から普及を進めている。

 高知県の委託を受けている日本ノーリフト協会高知支部(高知市本町3丁目)がビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を使った研修会を企画。介護施設やヘルパー事業所、病院などの職員を対象に、施設内のリーダーを養成するプログラムをオンラインで開始した。

 5月下旬の研修会には10人ほどが参加。パソコンの画面上で資料を共有しながら、約2時間の講義を行った。参加者からは「個人指導のようで分かりやすい」「会場までの移動がないのでストレスが少なく、落ち着いて受講できる」など声が上がっているという。

 日本ノーリフト協会高知支部の下元佳子さん(57)は「忙しくて研修に人を出せないという事業所もあるが、オンラインなら参加しやすい。安全で働きやすい職場をつくるために研修を受けてほしい」と期待を込める。

 次回の研修会は7月17日で、参加無料。申し込み、問い合わせは日本ノーリフト協会高知支部(088・821・7756)へ。(山本仁)