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【岡山県】

高齢者の生きがいに「通いの場」 高梁・巨瀬住民団体、体操やゲーム

山陽新聞 2020年10月7日(水)
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スタッフ(左手前)と体操で体を動かす高齢者

 高梁市巨瀬町地区の住民団体が、地元の高齢者が集まって体操やおしゃべりなどを楽しめる「通いの場」を立ち上げた。毎月第1、3木曜日に巨瀬地域福祉センター(同所)に開設。気心の知れた住民主体の運営で介護予防につなげようという、市内で初めての試みだ。

 運営するのは、ボランティアの住民37人でつくる「巨瀬町通いの場2020(にまるにまる)」。利用登録した高齢者は体操やゲームなどをして過ごせ、自力で来場が難しい場合は付き添いサービスも受けられる。利用料は1回500円以内で、今後は新型コロナウイルスの感染動向を見極めながら食事サービスも始める。

 「もくもく・DAY」と名付け、当初は今年4月に事業を開始しようと昨秋から準備を進めていたが、新型コロナの影響で10月にずれ込んだ。要介護度の低い「要支援1、2」の高齢者を含む地元の48人が利用登録。感染リスクを下げるため、当面は利用時間を午前10時〜正午とし、定員も12人に制限する。

 1日に開所式があり、参加した高齢者は動画を見ながら住民スタッフと体を動かしたり、お菓子を味わったりした。「知っている人ばかりだから気兼ねせず楽しく過ごせる」と利用者の野口幸二さん(95)=同市。

 新型コロナが落ち着けば頻度を毎週木曜日に増やし、利用時間も午後2時までに延ばす。代表の上森俊典さん(72)=同市=は「高齢者は家に閉じこもりがちになる。気軽に来てもらい、生きがいにもなる場にしたい」と話している。