高齢者らの歩行や立位姿勢などデータ蓄積を進める元気広場=静岡市内(同社提供)
通所介護施設の元気広場(静岡市葵区、竹内豪一社長)は、人工知能(AI)が高齢者の身体機能改善のためのプログラムを提案するソフトウエアを開発する。タブレットで歩行や立位姿勢、口周りの動きなどの動画を撮影すると、AIが個人の身体状況に応じてリハビリや運動プランを映像などで示す。2021年秋の発売を目指す。
ソフトウエアは身体機能改善と、誤嚥(ごえん)性肺炎などを予防する口腔(こうくう)機能改善の2システム。11月に特許権を取得し、現在は高齢者約500人分のデータを蓄積しながら、同社の理学療法士や作業療法士、言語聴覚士らが参加してプログラムの開発、調整を進めている。
通所介護施設や訪問介護事業所などの需要を見込む。専門の機能訓練指導員が常駐しない施設でも、システムを活用すれば専門的な改善プログラムをサービスに取り入れられるよう、持ち運びに便利なタブレット端末を活用した。発売後も利用者のビッグデータを解析し、精度を高める。
竹内社長は「介護度改善や重度化防止、健康寿命の延伸につながるシステムとして開発を進めたい」と話す。
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