
車いすツインバスケの体験を通じて、サポートへの理解を深める生徒
スポーツと障害者のサポートについて理解を深めてもらおうと、河原医療福祉専門学校(松山市柳井町3丁目)が18日、同市道後町2丁目の県障害者福祉センターで、車いすツインバスケットボールの特別授業を実施した。県内唯一のチーム「愛媛エンジェルス」の協力で、生徒26人が競技を体験した。
車いすツインバスケットボールは、高さが違う2種類のゴールを設けるのが特徴の競技。障害の程度に応じて得点できるゴールが変わり、さまざまな人が一緒にプレーできる。
愛媛エンジェルスでプレーする小竹祐夏さん(32)と、コーチの川口恵里奈さん(32)が講師となり、専用車いすの扱いやドリブルなどの技術を手ほどき。介護福祉士の資格取得を目指す生徒たちは、車いすに乗ってボールを操ることに手を焼きつつも、約3時間の練習を楽しんだ。
介護福祉科1年の山下和真さん(20)は「自在に動くのは想像以上に難しく、落ちたボールを拾うのも大変だった。車いすを利用している人と関わる際、体験を生かしたい」と感想を述べた。小竹さんは「私たちはヘルパーのおかげでプレーできる。スポーツの現場でも、いろんな介護が必要と分かってほしい」と話した。