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高齢・介護

【青森県】

高齢者宅の不要品 フリマアプリ出品/三沢

東奥日報 2021年4月7日(水)
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持ち寄った不要品の出品方法について意見を交わす高齢者たち=3月14日

 青森県三沢市北部の細谷地区で、高齢者の自宅に眠る不要品をフリーマーケットアプリに出品・販売し、売上金を介護予防や町内会の活動に充当する試みが始まった。IT知識の少ない高齢者とフリマアプリとの橋渡し役として、同市のIT企業や弘前大の学生らが協力。将来的には出品・販売品を農産物や加工食品に広げ、地域活性化につなげたい考えだ。

 「こういうの、うちにもある」「新品同様だね」−。3月14日、細谷集会所。家庭から持ち込まれたり、高齢者の自宅を回って譲り受けた不要品が並んだ。小鉢、こたつ掛け、バーベキューコンロ、シーツ、グラスなど20点以上。高齢者13人がほこりを取り除き、学生がアプリに掲載する品物の写真を撮影、説明文を書いた。

 出品する皿の搬送を学生に手伝ってもらった小比類巻イクさん(78)は「40年ほど前に小屋に入れ、そのままでした」と語った。翌15日からフリマアプリ「Let(レット)」で販売が始まった。

 2週間後の28日、集会所で中間報告会が開かれた。「一つ売れました!」。事業を主催している細谷町内会青年部会長の中村和徳さん(34)が発表すると、高齢者15人から拍手と歓声が湧き起こった。

 買い手がついたのは小比類巻和子さん(72)が出品したシーツ。送料込み1500円で東京都内の人が購入した。送料を除く290円を受け取った小比類巻さんは「30年以上も眠っていたものが少しお金になったのが面白いし、うれしいですね」と話した。

 事業は「オンラインお宝発掘団〜高齢者が主役のローカルビジネスのきっかけづくり」と銘打って実施。弘前大学人文社会科学部の平井太郎准教授による授業としても位置付けられた。事業に参加、4月から3年生となった菊池桂吾さん(20)は「第一歩を踏み出すことができた」と振り返った。

 事業を提案した同市のIT企業「ヘプタゴン」の立花拓也社長(36)は「(IT技術を使った)便利なサービスが増えても、高齢者は接する機会が少ない。細谷の事業は若者が間に入り高齢者の暮らしを快適にできる。他地域にも広がるとうれしい」と語る。

 売れたのはまだ1品だが、青年部会長の中村さんは「みんな喜んでおり落ち込むことはない」と笑顔。「料金設定や送り方は検討の余地がある。不要品だけでなく地域の農産物や加工食品を販売できないか、探っていきたい」と話している。

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