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高齢・介護

【鹿児島県】

全ての人に優しい文字へ UDフォント採用広がる 公共施設案内、広報誌にも

南日本新聞 2021年11月16日(火)
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UDフォントを使用した南大隅町の広報誌「広報みなみおおすみ」

 目が不自由な人や高齢者などが読みやすい書体「ユニバーサルデザイン(UD)フォント)」の利用が、鹿児島県内で広がっている。2023年に鹿児島で開かれる全国障害者スポーツ大会などを見据え、子どもの学習や公共施設の案内、広報誌に使う自治体も現れた。障害の有無にかかわらず、すべての人に「優しい文字」で壁のない社会の実現を目指す。

 UDフォントは、多くの人が読みやすいように設計された書体。開発・販売メーカーのモリサワ(大阪)は「文字の形がわかりやすい」「文章が読みやすい」「読み間違えにくい」に配慮し、字の空間を広くとったり、濁点を大きくしたり工夫した。誤読の回避だけでなく、読む速度の向上にもつながる。

 小さな文字でもわかりやすいため、企業の商品表示や説明書などに使用され、少しずつ浸透している。

 南大隅町は2019年、県内自治体で初めて「広報みなみおおすみ」をUDフォントで印刷。町のホームページの文字にも採用した。町民から「読みやすい」と声が届いているという。

 庁内でもUDフォントの使用が進む。「何より職員の意識が変わった」と、笹原奈緒子・広報IT推進係長(43)。「読みやすく親しまれる広報を目指したい」。鹿児島市の県立図書館も昨年、館内の掲示物や図書館便りに採用した。

 多くの教科書でも使われるようになり、障害児教育に携わった教師らを中心に学校現場でも活用が広がる。マイクロソフトの基本ソフト(OS)のウィンドウズにUDフォントが搭載されたことも背景にある。

 知名町の上城小学校の石橋三恵教頭(49)は4年前からメールや資料にUDフォントを使用。教師同士で「見やすい」と評判になり、同僚にも広がった。鹿児島市の高校の英語教師(50)は「BとDを見間違える生徒もいる。弱視など本人の努力で変えられない部分には配慮が必要」と言う。

 南日本新聞社は15年から紙面の活字にUDフォント(イワタ社製)を使用。JR九州や鹿児島市交通局も、より多くの人が読みやすい書体で案内板などを表示する。

 県視覚障害者団体連合会の田中勉会長(57)は「人によって見え方はさまざまだが、字が読み取れず不自由を感じることはある。見えやすい文字が社会に普及していけば暮らしやすくなる」と期待する。

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