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高齢者福祉

【鹿児島県】

高齢者の利便向上に ドライブサロン発車 バスで買い物と親睦 出水

南日本新聞 2019年4月16日(火)
テープカットで運行開始を祝う関係者ら=出水市上大川内
テープカットで運行開始を祝う関係者ら=出水市上大川内

 高齢化率が52%に上る鹿児島県出水市大川内で11日、市内初となる買い物バスの運行が始まった。主催する地元コミュニティ協議会は「ドライブサロン」と銘打ち、車を持たない高齢者の利便向上と親睦の場にしようと取り組む。

 バスは同市の社会福祉法人「興正会」「鶴寿会」が地域貢献として車両と運転手を提供、経費も負担し、それぞれ月1回、担当地区を運行する。乗り合い方式で、利用登録した住民の自宅付近と市街地のスーパーを無料で往復する。昨年11月から市や社会福祉協議会も加わり準備を進めてきた。

 住民ら約40人が参加した出発式で、興正会の小幡興太郎理事は「地域の困りごと解決に貢献したい」とあいさつ。登録を済ませた約20人のうち10人が2台のバスに乗り込み、関係者の拍手に見送られて買い物へ出発した。

 大川内には現在商店と青果店が1軒ずつしかなく、移動販売車も数年前から見なくなったという。

 大川内地区コミュニティ協議会の井手上正弘会長(66)は「買い物は貴重な外出の機会。車内は交流サロンの役割も果たす。楽しいおしゃべりで絆を深めてほしい」と話した。