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高齢者福祉

【鹿児島県】

うそ電話詐欺かるたで撃退 高齢者大学で対策学ぶ  鹿児島県鹿屋市高隈地区

南日本新聞 2019年6月17日(月)
読み上げられた取り札を取ろうとする参加者ら=鹿屋市の高隈地区交流促進センター
読み上げられた取り札を取ろうとする参加者ら=鹿屋市の高隈地区交流促進センター

 高齢者のうそ電話詐欺被害を防ごうと、鹿屋市の高隈地区高齢者大学は11日、同地区交流促進センターで詐欺被害対策の講座を開いた。68〜89歳の参加者23人は鹿児島大学教育学部の石橋愛架准教授(38)=消費者教育論=と学生が作成した「だれでもカルタ〜うそ電話サギ版〜」を使い、被害に遭わないための心得を学んだ。

 石橋准教授らはおととし、「誰でもうそ電話詐欺対策のミニ講座を開催できるように」とかるたを作成。「ちがう声 サギ師のいいわけ 『カゼひいた』」など、想定される詐欺の手口や特徴をイラストと共に紹介している。

 参加者は4班に分かれてかるたを体験。読み上げられた札を真剣な表情で探し、札の内容をメンバー同士で確認していた。

 参加した近くの無職立山カツ子さん(83)は「(事前に資産状況などを調べる)アポ電というのがあるのを知らなかった。かるたや先生の話で詐欺のことを知ることができて良かった」。石橋准教授は「かるたの目的はうそ電話詐欺の被害者も加害者も生まない地域づくり。県内外に広めていきたい」と話した。

 今回の講座でかるたの使用を呼び掛けた保護司の黒木次男さん(69)=同市下高隈町=は「かるたがあったので、何も準備をせずに講座をできた。とても使いやすかった」と感謝した。

 今後、市内の川西、上野両地区でもかるたを使った講座を開催する予定。かるたは、石橋准教授のホームページから誰でもダウンロードできる。