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高齢者福祉

【秋田県】

職場体験の前に福祉の仕事セミナー 中学生、認知症の特徴学ぶ

秋田魁新報 2019年10月4日(金)
認知症の高齢者とやりとりする上での注意点などを学んだセミナー
認知症の高齢者とやりとりする上での注意点などを学んだセミナー

 福祉業界への理解向上を目的とした「福祉の仕事セミナー」がこのほど、秋田県能代市扇田の能代東中学校(田崎雅則校長、102人)で開かれた。今月下旬に病院や介護福祉施設での職場体験を控える3年生36人が、認知症の特徴や、認知症の高齢者とコミュニケーションを取る上での注意点などについて学んだ。

 人手不足が続く福祉業界に関心を持ってもらおうと、県社会福祉協議会が県の委託を受け、中学校で2018年度から開催している。

 同市二ツ井町のグループホーム「あぜみち」管理者の熊谷未来さんが講師を務めた。介護職の主な仕事は、認知症の高齢者の生活支援だと説明し「忘れやすいだけでなく、周囲が違って見える場合もある。それを理解してやりとりしなくてはいけない」と語った。

 認知症の高齢者とのコミュニケーションでは、相手を思いやり、考え方を尊重する必要があると強調。職場体験で事業所に行った際は元気よくあいさつすることが重要とした一方、「高齢者は大きな音に敏感な場合もある。近くに寄って語り掛けるようにあいさつするのも一つの手法だ」と紹介した。

 武田京華さん(14)は「認知症の高齢者は周囲の見え方が違うということは知らなかった。ただ明るく元気ではなく、寄り添う形でコミュニケーションを取る必要があると感じた」と話した。