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高齢者福祉

【栃木県】

増える転倒事故、防ごう 足利労基署などが講習会

下野新聞 2020年1月10日(金)
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椅子から片足立ちすることで転倒リスクを測定する参加者たち

 【足利】足利労働基準監督署と足利地区THP推進協議会は、田中町の地場産業振興センターで、健康づくり実践教室・転倒災害防止実践講習を初開催した。
 昨年1〜11月に管内で発生した転倒事故件数が県平均を上回ったことや、50〜60歳代の転倒被災が多発していることなどから、開催を決めた。管内事業所の安全衛生担当など34人が参加した。
 講習では、栃木産業保健総合支援センター産業保健専門職の高橋由紀子(たかはしゆきこ)さんが「高齢化に伴うさまざまな健康問題と仕事」と題して講演。高橋さんは「バリアフリーな場所でも足を上げて歩くことを意識し、転倒事故を防止してほしい」などと訴えた。
 参加者はその後、日本健康財団の堀内知宏(ほりうちともひろ)健康運動指導士らの指導を受けながら、着座の姿勢から片足立ちで立ち上がれるか、目を閉じた状態で片足立ちを何秒できるかなどの方法で転倒リスクについて測定。転倒災害を予防するトレーニング法も、実際に体を動かしながら学んだ。
 参加した福富新町、会社員木村晴男(きむらはるお)さん(64)は「運動や食事の方法の新たな考え方が身に付いた。今後は自分に不足していると感じた部分を改善していきたい」と話した。