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【岩手県】

ホームレスへ物資 心一つ 岩手県大船渡・川原アパート住民有志、東京の支援団体と交流

岩手日報 2020年10月23日(金)
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思いを込めながら食べ物を詰める川原アパートの住民有志

 岩手県大船渡市大船渡町の災害公営住宅、川原アパートの住民有志は、東京都で路上生活者(ホームレス)の支援などを行う社会慈業委員会(通称・ひとさじの会)にマスクや食べ物を送る活動に取り組んでいる。東日本大震災後に支援を受けたことから交流が始まり、年月を経て支え合う関係に発展。新型コロナウイルス感染症による生活不安が長期化する中、関係者は互いの末永いつながりを期している。

 同アパートの住民は9月、ひとさじの会向けに個人で持ち寄った食料品などを段ボール箱に詰める作業に励んだ。斉藤栄子さん(87)は「少しずつみんなで分けて食べてほしい」と思いを込める。

 活動をまとめるのは同アパートの平山睦子さん(64)。ひとさじの会事務局長の吉水岳彦(がくげん)さん(41)から「(コロナで)どんどん生活困窮者が増えている」と聞き、「震災のときに自分たちも突然家や職がなくなるつらさを経験した。少しでも元気になってほしい」と物資寄贈をアパート住民に提案した。

 4月ごろから活動を始め、これまでに段ボール約10箱分の食料やマスクを送っている。

 ひとさじの会は関東地方などの僧侶有志で組織され、2011年5月ごろから大船渡市や陸前高田市の仮設住宅を訪問し、炊き出しやお茶飲み会を企画した。重点的な活動が心のケア。仮設住宅で入居者と念仏を唱えたり、気仙三十三観音霊場巡りの再興に取り組むなど年2、3回のペースで被災地を訪れ、住民の心に寄り添う活動を継続している。

 同アパート住民からの支援に、吉水事務局長は「4月ごろと比べ、支援対象者は約40人増。物資の送付はとても心強い。互いに支え合う関係になっていることで私たちの心の支えになっている」と感謝する。

 コロナの収束はまだ見通せていない。震災を経て絶え間ない支援のありがたみを知った同アパート住民は「細く長い支援を続けたい」とコロナ収束までの支援を目指す。平山さんは「ひとさじの会とは心でつながっている。支援の輪が全国に広がってほしい」と願う。

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