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鮮やかな個性、作品に 川越で障害者アート展

自由な発想で制作された個性豊かな作品が並ぶ障害者アート展
障害者が自由な発想と個性豊かな才能で制作した作品を集めたアート展「うふっ※埼玉でまたまたこんなのみつけちゃった♪」が、川越市小室のアートギャラリー呼友(こゆう)館(電話049・243・8243)で開かれている。
総勢37人による油彩画、水彩画、日本画、サインペン画、写真、造形、樹脂粘土など約300点を展示。昨年12月に県立近代美術館(さいたま市浦和区)で開催された障害者アート企画展で来場者投票によって選ばれたアーティスト10人の作品も展示されている。
宮原裕美さん(川越市)の作品は、細やかな模様の組み合わせで構成させた繊細で明るい色彩が魅力的。小幡海知生(みちお)さんの作品は、東京・上野博物館で見た深海魚を紙15枚を貼り合わせて大きく描き、大胆でカラフル。鉄道をテーマにした精密画で知られる福島尚さん(日高市)の絵画や模型もあり、注目を集めている。
主催するのは「埼玉県障害者アートネットワークTAMAP±0(タマップ・プラマイゼロ)」(事務局=川口市、みぬま福祉会・工房集内)。障害のある人たちの創作活動を支援し、その素晴らしさを広めるため、県内障害者施設の職員が中心になって2016年に結成された。
同ネットワーク事務局は「人間にとってアートとは、表現とは? その切実さは人々の心を動かし生きる力となるでしょう。人間が表現する原点がここにある」とアート展の魅力を語っている。
展示は12日まで。午前11時〜午後5時。会期中無休。入場無料。
12日午後1時から、出展作家やスタッフ9人(予定)によるアーティストトークを開催。作品が生まれる秘密などを語る。
問い合わせは、アートセンター集(電話048・290・7355)へ。
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