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障害者福祉

【岡山県】

手作り式典で障害者の新成人祝う 倉敷の福祉施設

山陽新聞 2020年1月21日(火)
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障害のある新成人を祝う手作りの式=15日、倉敷市徳芳

 障害のある人が通う倉敷市内の福祉施設で、手作りの成人式が相次いで開かれている。体調面などの不安から、自治体主導で大規模に開かれる式には行きたくても行きづらい人に配慮し、各施設が企画した。当事者からは喜びの声が聞こえる。

 社会福祉法人四ツ葉会(同市徳芳)は同所で15日、運営する生活介護や就労支援の事業所に通う、新成人6人のために式を開いた。紅白の垂れ幕で彩った会場に家族ら約60人が出席。同法人の代表者らが「経験を積んですてきな人生を歩んでほしい」と祝福した。

 6人の成長を写真で振り返る動画の上映もあった。「『産んでくれてありがとう』と言ってくれた」「親になることの大変さと喜びを教えてくれた」…。合間に両親からのメッセージも挿入され、出席者は時折涙を拭いながら見入っていた。

 新成人の女性(20)=同市=の母(45)は「成人式に出るのは難しいと諦めかけていた。家族みんなで前を向いて頑張ろうという気持ちになった」と語った。

 NPO法人彩(いろどり)(同市中島)も18日、障害者福祉の3事業所で成人式を開いた。田村亮理事長は「障害の重さや種類によっては、一般的な式典に参加しづらい人もいる」と指摘した上で、「成人式は人生の門出を祝う大切な機会。法人を挙げて取り組みたい」と話す。