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【奈良県】

本納入で新モデル 奈良県書店組合と障害者支援施設が協力

奈良新聞 2021年12月1日(水)
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「フィルムと本がずれないように」と注意しながら作業する森下さん=25日、天理市二階堂北菅田町の生活介護事業所あおぞら

 県内の「街の本屋さん」33店が登録する県書店商業組合(大和郡山市下三橋町)は25日、障害者支援施設と協力し、公共図書館などへ本を納める新モデルを始動した。地域のニーズに精通した街の書店が選書を提案し、障害がある人が本をフィルムでカバー。地元の書店ならではの迅速な納品を目指す。

 この日、知的障害がある人らが通う生活介護事業所あおぞら(天理市二階堂北菅田町)で、利用者が学校図書用の本にフィルムを貼る作業を実演。報道関係者に公開された。利用者の森下貴茂さん(48)は1冊約10分かけて丁寧に完成させ、「きれいにできたらうれしい。頑張ります」と話した。あおぞらは今回、葛城市内の小学校3校の図書室のために約100冊準備する。

 福祉施設と組合が提携するきっかけとなったのは、啓林堂書店(本部=大和郡山市南郡山町)で障害のあるスタッフが接客や書棚整理などを生き生きとこなす姿だった。感銘を受けた同社社長で組合代表理事の林田芳幸さん(62)は、「障害がある人で能力のある人はたくさんいる。本を通して社会の一翼を担ってもらえたら」と考えるようになったという。

 組合で図書館納入モデルを模索していた平成30年、林田さんは、障害のあるスタッフの出身校・県立奈良養護学校(奈良市七条町)で進路支援にあたる平谷嘉基教諭(50)に相談。本にフィルムを貼る作業は難しく、平谷教諭は複数の作業所に声をかけ、コロナ禍で延期になっていた講習を経てようやくあおぞらでの作業が決まった。

 林田さんは「新モデルは地域の障害がある人の就労に貢献し、街の書店の活性化にもつながる。地元の小さな出版社など選書の幅も広がる」と強調。「図書館が仕入れ先を選ぶ際、地域貢献度も参考に検討していただけたらうれしい。地域の財源は、地域に生かしてほしい」と、理解の広がりに期待を寄せる。

 組合では、図書にフィルムを貼る福祉事業所を募っている。問い合わせは、同組合事務局、電話090(9256)3590。


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