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【神奈川県】

障害者が在宅で接客 鎌倉市、大河ドラマ館に遠隔操作ロボ

神奈川新聞 2022年5月18日(水)
ニュース画像
物販スペースで来館者に接客するオリヒメ=鎌倉市雪ノ下の「大河ドラマ館」

 神奈川県鎌倉市は、外出が難しい障害者らが遠隔操作ロボット「OriHime」(オリヒメ)を使って在宅ワークする実証実験を始めた。オリヒメは鶴岡八幡宮境内(同市雪ノ下)に3月に開設された「大河ドラマ館」に置かれ、障害者らがパイロットとなって在宅で操作し来館者の接客をする。オリヒメを開発したオリィ研究所(東京都)は「今後は操作する人を鎌倉市在住者にも広げていければ」と話している。
 市は、障害者がロボットを通じて来館者に「物販スペース」でおすすめ商品を紹介することで、在宅就労の可能性を探る。現在は全国各地に住む20〜50代の男女6人が登録している。障害者のほか、在宅介護が必要な子を持つ母親らが交代でオリヒメの操作を担っている。
 「オリヒメ」の高さは約20センチ。おでこに搭載されたカメラで館内の様子を映像でパイロット側に表示することができるほか、ロボットに付属しているマイクを通じてパイロットが来館者と会話することもできる。
 パイロットはロボットを自宅のパソコンやスマートフォンで操作でき、オリヒメの手を動かして感情を表現したり、首を振って視線を変えることもできる。
 東京都内のカフェや和歌山県のテーマパークのレストランなどで導入が進んでいるという。
 「大河ドラマ館」で運用が始まった9日には障害のある三好史子さん(27)=島根県=がパイロットを務め、来館者に一押しの土産物をPRした。三好さんは「3年ほど前にオリヒメと出会って仕事をするようになった。(在宅でも)商品紹介を通じていろいろな人とコミュニケーションが取れて楽しい」と話している。
 一方、横須賀市から訪れた女性は、オリヒメと話し、「相手が見えないからこそ会話してみたいと思う気になった」と語っていた。
 オリヒメの稼働は、土日・祝日を除く平日の午後2時半〜4時半で、12月28日までを予定している。


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