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【岡山県】

介護予防へ高齢者の外出サポート 備前・三石ボランティア組織

山陽新聞 2018年12月11日(火)
高齢者を送迎する「三石いきいき付添サポート隊」のメンバー
高齢者を送迎する「三石いきいき付添サポート隊」のメンバー

 高齢者の外出を支援するボランティア組織「三石いきいき付添サポート隊」が、備前市三石地区で活動を始めた。介護予防に向けて軽い運動などを行う「通いの場」まで送迎し、住民同士の交流や生きがいづくりを後押しする。2019年3月までは県の「通所付添サポート事業」として行い、4月以降は市の事業として継続させる方針。

 県は高齢者サロンや認知症カフェなど通いの場の普及に取り組んでいるが、体力が低下して自力で通うのが困難な人も少なくない。自宅に閉じこもるのを防ごうと、元気な高齢者らに付添人になってもらう事業を17年度から始めた。

 三石地区のボランティアメンバーは県の講習を修了した男女13人。高齢者が地区内10カ所の通いの場に出向く際、2人一組で付き添う。地元の特別養護老人ホームが貸し出す車両などで送迎。事前予約が必要で、料金は往復100円。

 出発式が4日に三石出張所(備前市三石)であり、関係者約30人が出席。ボランティアを代表し、立川涼子さん(66)が「みんなが安心して楽しく暮らせるよう、協力していこう」と述べた。

 この日は船坂自治公民館(同所)であったサロンに2人を送迎。山口ハツ子さん(88)は「自宅から公民館まで約1キロ。助かります」と話し、体操や歌を楽しんでいた。

 施策の先進性を競う今年の全国知事会コンテストで最優秀に選ばれた県の事業は17年度、吉備中央町で実施。18年度は三石地区のほか、奈義町と矢掛町でも行われる。