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【埼玉県】

「子ども食堂」に県内初の応援隊 食糧の配布も

埼玉新聞 2018年12月17日(月)
「こども食堂応援隊」について話す(左から)関根由紀副代表、内田圭一代表、事務局の鈴木一男さん=加須市中央の市民プラザかぞ
「こども食堂応援隊」について話す(左から)関根由紀副代表、内田圭一代表、事務局の鈴木一男さん=加須市中央の市民プラザかぞ

 地域の「子ども食堂」をみんなで応援しようと、組織された加須市の市民グループ「こども食堂応援隊」(内田圭一代表)が14日、市内で集会を開いた。応援隊は7月4日の結成で、県内で初の支援組織。活動の柱として(1)サポーター募集(2)子どもの貧困問題学習会(3)生活困窮の子育て世帯に食糧の無料配布―を挙げた。子どもの貧困問題に取り組む県や同市社会福祉協議会も活動を支援する。

 応援隊は、内田代表(76)と関根由紀副代表(50)、県「地域デビュー楽しみ隊」隊員の鈴木一男さん(65)を中心に組織。活動の柱に置いた食糧の無料配布はフードバンク「セカンドハーベスト・ジャパン」寄贈の食品で、第1回は来年1月18日に市内の困窮子育て家庭100世帯に配布する。以降は奇数月の第3金曜日に配布する予定。

 日本では今、子どもの7人に1人が生活困窮状態と言われている。そうした子どもたちの支援につながればと、各地で「子ども食堂」ができている。加須市内でも二つの「子ども食堂」が活動している。

 集会で鈴木さんは「子ども食堂はまだ認知度が低く数も多くない。場所や回数を増やすには、スタッフや場所の提供者などが必要という課題がある。この状況を知り、応援隊を作ってサポートすることにした」と話した。

 県福祉部によると、子ども食堂は県内に123カ所(8月末現在)ある。無料塾やプレーパークといった子どもの居場所でくくれば、164カ所に上る。

 内田貴之同部企画幹は「子ども食堂は内容に多様性がある。それをサポートする応援隊は今後、もっと必要になる。愛情を持った地域の大人が子どもに関わることが大事。県も応援隊のことをSNSで情報発信するなどして機運を盛り上げていきたい」と、応援隊の広がりに期待した。

 応援隊への問い合わせは、鈴木さん(電話090・1994・6394)へ。