ニュース
トップ

【奈良県】

就労にICT活用 広がる障害者雇用の可能性/奈良・報告会に40人

奈良新聞 2019年1月11日(金)
遠隔操作で動く「Pepper」との交流を体験する参加者=8日、奈良市大宮町3丁目のぷろぼの福祉ビル
遠隔操作で動く「Pepper」との交流を体験する参加者=8日、奈良市大宮町3丁目のぷろぼの福祉ビル

 情報通信技術(ICT)の活用で広がる障害者の働き方を考える報告会が8日、奈良市大宮町3丁目のぷろぼの福祉ビルで開かれた。

 全国重度障害者雇用事業所協会(全重協)奈良支部の定例会として開催。同支部を構成する法人や企業、行政に県外の企業などを合わせた約10団体から約40人が参加した。

 発達障害や精神障害で長時間勤務が困難な人の超短時間労働を社内外に広げているソフトバンクCSR統括部の梅原みどりさん、同社の人型ロボット「Pepper(ペッパー)」の遠隔操作で重度障害者も含めた就労の可能性を広げている社会福祉法人ぷろぼのの田村昭夫さん、在宅やサテライトオフィスでの勤務ですべての人に就労の可能性をひらくテレワークを推進する同法人の中鶴珠代さんがそれぞれ報告した。

 超短時間労働に賛同する企業・自治体の連携を広げる梅原さんは「週20時間未満の労働も障害者雇用に認定されるよう現行制度の変革を目指す」と述べた。

 田村さんは障害者の遠隔操作で来場者の案内などを行っている平城宮跡歴史公園(奈良市)の「Pepper」を、中鶴さんは生駒市との連携で今年4月から新たに展開するテレワークをそれぞれ紹介。続いて、それぞれの取り組みを具体的に伝えるワークショップがあった。

 社会福祉法人ぷろぼのの山内民興理事長は「障害のある人の就労の可能性を広げ、共に良好な就労環境を作り上げていこう」と呼び掛けた。