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【栃木県】

''お達者''体操が浸透 栃木・下野市、実施26カ所 サポーターも100人超

下野新聞 2019年2月14日(木)
講習会で「しもつけ元気はつらつ体操」に取り組むサポーター
講習会で「しもつけ元気はつらつ体操」に取り組むサポーター

 【下野】市が高齢者の筋力アップや認知症予防などを目的に、2016年度から実施している「しもつけ元気はつらつ体操」が浸透している。本年度、地域の公的施設などを利用した高齢者サロンで体操を指導する「サポーター」登録者数が100人を超え、実施サロンは26カ所に拡大。このほど開かれたフォローアップ講習には86人が参加した。市高齢福祉課は健康寿命の延伸に向け、25年度までにサポーター350人を目指すとしている。
 体操は、高知市が開発した「いきいき百歳体操」を基に、手足に重りを付けて6種類の動きを行う。日常生活に必要な、全身の筋肉を無理なく鍛えることができる。
 サポーターは16年度から毎年募集し、養成講座を受講した134人が登録した。そのうち約100人が各地区の高齢者サロンなどで活動。そのかいあって、体操を習慣的に行う高齢者は約500人にも上るという。週1回1時間の運動を継続して行うため、筋力向上のほか、友人づくりや閉じこもり防止などにも効果を上げている。
 市役所でこのほど開かれた講習会では、体操を行いながら理学療法士らが参加者の疑問に回答した。意見交換も行われ、「認知症の人も受け入れるべきだ」「足の不自由な人の移動手段確保が課題」などの意見が出された。
 「サロン上原」でサポーターを務める上古山、国枝勝(くにえだまさる)さん(71)は「他の地区と悩みを共有できた。体操レベルの統一が図れたので、自信を持ってサポートできる」と話した。
 市高齢福祉課の担当者は25年度までにサポーター350人、市内70カ所で実施を目指すとした上で、「県が試算した本市の男性健康寿命は80・37歳と県内最長で、女性も平均以上。体操でさらなる延伸を図りたい」と意欲を見せている。