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【大分県】

別府市「トリアージ」担う人材育成 災害時、要配慮者を支援

大分合同新聞 2019年4月12日(金)
ワークショップに取り組む参加者=別府市の市保健センター
ワークショップに取り組む参加者=別府市の市保健センター

 別府市は、災害時に福祉避難所を利用する障害者や高齢者ら要配慮者の優先度を決める「トリアージ」を担う専門人材の育成と体制整備を進めている。初動対応を充実させることで、生命維持から生活再建へのスムーズな移行につなげる。
 市によると、2019年1月現在、市と福祉避難所の協定を結んだ施設は33カ所(収容人員は計324人)ある。受け入れ可能な人数には限りがあり、一時避難所に身を寄せた人の中から福祉避難所への移動が求められる要配慮者の優先度を判断する必要があるという。
 市はトリアージを担う人材育成を目的とした研修会を3月下旬に市保健センターで初めて開催。社会福祉士や介護福祉士ら福祉系の資格を持つ市職員、福祉避難所の協定を結んだ施設職員ら約50人が参加した。
 NPO法人「災害福祉広域ネットワーク・サンダーバード」(東京都)の野田毅理事が東日本大震災の事例を紹介しながら、要配慮者支援のポイントを解説。福祉避難所開設のための具体的な行動などを学ぶワークショップもあった。
 市障害福祉課は「研修を重ね、実際に動ける体制づくりを進めていきたい」と話した。