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【岐阜県】

うつ病患者の復職支援 岐南町のクリニック 訓練施設を開所

岐阜新聞 2019年5月9日(木)
うつ病などで休職した人の復職に向けたリハビリテーションなどを行うリワーク専門施設=岐南町三宅
うつ病などで休職した人の復職に向けたリハビリテーションなどを行うリワーク専門施設=岐南町三宅

 岐南町三宅の心療内科・精神科「岐南ほんだクリニック」は、うつ病などで休職した人の職場復帰に向けたリハビリテーションを行う「リワーク」専門施設を開所した。治療から復職後のフォローまで一貫して行い、再発率ゼロを目指す。

 施設は、クリニックが入居するぎなんメディカルスクエアに併設。大部屋に事務机や作業台を並べ、オフィスや工場の職場環境を再現している。治療を経て復職を希望する患者が朝から夕方まで通い、職種に応じてパソコンでの事務作業やブロックを指示通りに仕分ける作業などの模擬訓練を行う。

 個人面談で病気への理解や復職に向けた課題の把握をしてもらうほか、利用者同士で上司からの無理な指示をどう断るかなどを討議し、ストレス回避の具体的な対応の仕方も学ぶ。クリニックから企業側に患者の病状やリワークの状況、復職への思いなどを伝え、復職後も定期面談を行う。

 クリニックは2017年に開業。急増する患者数に対応するため今回施設を開所した。定員は25人で、現在は十数人が通う。社会復帰部門統括マネージャーの石井友明さんは「リアルな職場を再現した専門施設は県内にこれまでなかった。治療から復職までの間に着実なステップを踏むことが病気の再発リスクの減少につながる」と話す。