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【大分県】

気軽に利用して 豊後高田市周辺部の買い物支援事業5年目

大分合同新聞 2019年5月14日(火)
注文の品を受け取って世間話をする道体カツコさん(奥)=豊後高田市上香々地
注文の品を受け取って世間話をする道体カツコさん(奥)=豊後高田市上香々地

 豊後高田市周辺部の買い物支援事業が導入から5年目を迎えた。高齢者ら買い物弱者対策として社会福祉法人が市の補助を受けて運営。会員数は3月末で81人。香々地地区(人口約2800人)は19人と特に伸び悩んでいる。事業者は「利用は無料。会費や配達料もかからない。困り事にも対応するので気軽に利用して」と呼び掛けている。
 2015年4月から高齢化率の高い田染と東都甲地区で始めた。17年8月からは西都甲と河内、香々地地区に拡大した。「近くに店がなくて移動手段を持たない」「荷物が重くて持ち帰れない」といった人が対象。社会福祉法人が注文を受けて買い物を代行し、戸別配送する。安否確認や相談に対応し、会員宅で収穫した農産物を集荷して直売所にも出す。
 4月23日には障害福祉サービス事業所「ひまわり苑」(西真玉)の是永国子支援員(54)と施設利用者の一丸年道さん(42)がコンビとなり、香々地地区の6世帯を回った。
 上香々地の道体カツコさん(81)は2人から注文の品を受け取り、世間話に花を咲かせた。「要介護4」の夫を在宅介護しており、運転免許も返納したために週2回買い物支援を利用している。「夫の好きなすしとサツマイモの天ぷらを頼んだ。自宅にこもることが多いので、2人と話すことがストレス解消につながっている」と笑顔を見せた。
 香々地地区は週4回の配達を計画していたが、会員数が少ないために現状は週2回となっている。
 市は「周知不足を感じる。施設利用者の工賃向上にもつながるのでぜひ活用してほしい」と話した。
 同地区は同苑(TEL0978・23・4100)、それ以外は多機能型事業所「高田みづほ園」(TEL0978・24・3200)で受け付けている。