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【島根県】

江津・てごねっと石見 コミュニティーナース採用 住民と関係深め 健康づくり支援

山陰中央新報 2019年5月15日(水)
市民交流施設・パレットごうつ来館者(左)の血圧を測定する平岩汀さん
市民交流施設・パレットごうつ来館者(左)の血圧を測定する平岩汀さん

 創業支援や人材育成事業を手掛けるNPO法人てごねっと石見(江津市江津町)が、看護師資格を持つスタッフを採用し、コミュニティーナース事業を始めた。高齢化が進む中、地域に出掛けて住民との関係を築き、健康意識を高めるための活動をはじめ、病気の早期発見、医療・福祉施設との橋渡し役を担う。

 看護師は江津市出身の平岩汀(なぎさ)さん(25)。県外の看護大学を卒業後に、松江、出雲両市にある病院や訪問看護ステーションで経験を積み、4月に同NPOに採用された。

 地域では高齢化が進み、老々介護といった問題が拡大している。コミュニティーナースは地域の高齢住民との関係を深め、健康的なまちづくりを中長期にわたって支える役割が期待されている。

 雲南市などを拠点に活動する看護師の矢田明子さんが提唱し、全国に広がりを見せている。平岩さんも矢田さんが主宰する養成講座で学び、古里の江津で事業に携わる。

 平岩さんは高齢者サロンで健康相談に応じるほか、同NPOの活動拠点となっている市民交流施設「パレットごうつ」(江津市江津町)に血圧計のほか、血管年齢や血中酸素濃度の測定機器を設置し、来館者の相談に対応する。健康関連のセミナー開催や、市内のウオーキングコースを載せたマップの作製も計画している。

 平岩さんは「これまで地域の多くの人にお世話になった。住民の相談相手になり、互いに支え合い健康寿命を延ばす町づくりのお手伝いをしたい」と抱負を語った。