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【大分県】

得意分野を生きがいに 大分市に広がる「社会奉仕の輪」

大分合同新聞 2019年5月27日(月)
奉仕活動の一環で、わさだケアセンターの折り紙クラブで入所者に折り方を教えるナルク大分の会員=大分市市
奉仕活動の一環で、わさだケアセンターの折り紙クラブで入所者に折り方を教えるナルク大分の会員=大分市市

 家事や買い物、庭の草取り、高所作業…。NPO法人ナルク大分(大分市、佐藤英子代表)は、日常生活のさまざまな困り事について、会員同士が助け合う活動を続けている。市内を中心に100人以上が加入。仲間との交流を楽しみ、自分の得意分野での社会奉仕を生きがいにしている人も多い。同会は「広く存在を知ってほしい」と、6月1、12の2日間、活動を紹介する説明会を市内で開く。
 全国組織「ニッポン・アクティブライフ・クラブ」の県支部として2006年に発足した。会員には1時間のボランティア活動につき1点が預託され、自分や配偶者、親が困ったときに、たまった点数を使って他の会員に助けてもらうことができるのが特徴だ。
 支部を立ち上げた顧問の吉田志津子さん(85)=同市雄城台=は「ちょっとしたことでも気兼ねなく頼めるのが良さ」と強調。点数は全国の支部で利用でき、遠方で暮らす高齢の親の見守りや、実家の墓掃除を依頼する会員もいるという。
 現在は大分市を中心に106人が活動している。毎月、市内で開く例会などで親睦を深め、自分の得意なことなどを生かしてボランティアに取り組んでいる。
 高齢者福祉施設で折り紙を教えているメンバーの一人、吉野美佐子さん(70)=同市上田町=は3年前に入会した。「人に喜んでもらえるのが生きがいになっている」と話す。
 会員は60、70代が中心。支援の依頼に応える一方、高齢や病気で活動を休止せざるを得ない人もおり、会員を増やすのが課題だ。吉田さんは「参加する人が多いほどやれることも増える。働きながら余暇を使って活動することもでき、年齢は関係なく入会してほしい」と呼び掛ける。
 説明会は2日間とも同市府内町のライフパルで開く。午後1時半〜4時まで会員が待機し、来場者に活動を紹介する。問い合わせは吉田さん(TEL097・541・2160)。