ニュース
トップ

【宮崎県】

自立の可能性 広げたい− 障害者対象のPC教室好評

宮崎日日新聞 2019年5月29日(水)
障害者が自立を目指しパソコンの活用方法を学ぶ「Dream Space アカデミア」
障害者が自立を目指しパソコンの活用方法を学ぶ「Dream Space アカデミア」

 宮崎市広島1丁目で開かれている障害者対象の無料パソコン教室「Dream Spaceアカデミア」が好評だ。教室はIT技術を習得しながら、将来の職業について考える内容。「働くイメージができた」「自立への可能性が広がる」と、受講生の意識向上につながっている。ただ、高いニーズがある一方で指導や支援を行うボランティアが不足しており、主催者は協力を呼び掛けている。
 網膜色素変性症による視覚障害があるパソコンアドバイザーの平田清志さん(34)=宮崎市=と、投資家の後藤一さん(51)=同=が4月に開講。月2回、同市のIT企業・GMOドリームウェーブのオフィスで開いている。パソコンの使い方やインターネット活用法の学習だけでなく、自立への道筋を学ぶキャリア教育も行うのが特徴で、定員10人は募集後すぐ満員になった。
 受講生は10〜40代で、身体、知的、精神、発達と障害種別もさまざま。右手にまひがある高校3年徳永夏美さん(17)は「自分は働けるのかと疑問だったけど、自信が持てた」。視覚障害のある瀬戸山海音(あまね)さん(19)に付き添う母の淑子(としこ)さん(54)は「IT技術をどう生かすか、いろんな道を模索できる」と話す。
 締め切り後も問い合わせや見学希望があるものの、現在、指導や支援を行えるスタッフは平田さんと後藤さん、ボランティア2人の計4人。平田さんは「障害のために自分の可能性を諦めてしまう人もいる。支援者を増やしてニーズに応えたい」と協力を呼び掛けてる。
 教室は第2、4土曜日の午後2〜4時に開講。ボランティアのパソコン経験の有無や年代は問わない。問い合わせは(電話)0985(31)5519。電子メールdreamspace1201@gmail.com