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【栃木県】

「福祉ドライバー」に17人 栃木・大田原、お年寄りの外出地域住民が支援

下野新聞 2019年5月31日(金)
外出支援を担う「笑顔咲く佐久山 さくやま1号」と福祉ドライバー
外出支援を担う「笑顔咲く佐久山 さくやま1号」と福祉ドライバー

原則市内、無料で送迎
 【大田原】高齢者の「生活の足」を確保し外出を支援しようと、佐久山地区社会福祉協議会は、無料で自宅から目的地まで送迎する新事業を始めた。ボランティアの地域住民による「福祉ドライバー」17人が交代で専用車両を運転し、ガソリン代などの運用経費は地元の各種団体による寄付で賄う仕組み。市内では初めての取り組みで、高齢者の介護予防や生きがいづくり、地域の活力につなげたい考えだ。
 地区内の外出困難な人の通院や行事参加などのため、自宅から原則として市内の目的地まで往復する。平日に運行し、土日・休日と年末年始は運休。午前8時〜正午で、10月から午後3時まで延長を予定。原則月3回まで利用でき、1週間前に予約する。
 送迎に使う車は、事業の賛同者が市社会福祉協議会に寄贈したワンボックス車。同地区社協が無償で借り受け「笑顔咲く佐久山 さくやま1号」と名付けた。運用経費は同地区の区長会、活性化協議会、婦人会、思いやり隊、大田原交通安全協会佐久山支部、佐久山商興会が支援する。
 無料であるため、道路運送法に基づく「福祉有償運送制度」の枠外となるが、安全安心な運行のために、福祉ドライバーは同制度に基づく講習を受けている。
 運行セレモニーには関係者25人ほどが出席。同地区社協の広瀬憲一(ひろせけんいち)会長(71)は「地区の活性化と世帯減少を食い止めるため外出支援事業に打って出た」とあいさつした。福祉ドライバーの岩間孝(いわまたかし)さん(69)は「地域で手をつなぎ、支え合う必要がある。安全第一に心を込めて送迎したい」と話した。(問)同地区社協外出支援事業部(居場所「あべさんち」内)0287・47・7960。