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【宮城県】

夜間の女性検診「便利」 子宮がん・乳がん受診率向上へ初導入 働く世代中心に好評 宮城・女川

河北新報 2019年6月20日(木)
初めて導入した夜間検診に訪れた女性ら=5月24日
初めて導入した夜間検診に訪れた女性ら=5月24日

 宮城県女川町は本年度、子宮がんと乳がんを合わせた夜間の集団検診を県内で初めて導入した。働く世代を中心に好評で、実施日は受診者が集中した。町は受診率向上につながる効果があったとして、来年度以降も続ける方針。

 夜間検診は5月24日の午後5時〜6時半、役場を会場に実施され、開始に合わせ受診者が続々と訪れた。
 同町のパート遠藤理香さん(40)は初めて集団検診を受けた。「これまで石巻市の病院で個別に検診を受けてきた。予約の手間が省けて助かる」と夜間検診の取り組みを歓迎する。
 検診期間は前年と同じ3日間の23〜25日。受診者数などは表の通り。
 夜間検診があった24日、働く世代と重なる64歳以下の受診者数は子宮がん116人、乳がん83人。それぞれその日の受診者全体の6割前後を占め、同じ平日の23日を20ポイント近く上回った。
 同町の担当者は「仕事終わりに受診でき、便利だという声をたくさん聞いた」と話し、受診率向上に一定の手応えをつかむ。
 県などによると、乳がん集団検診の夜間実施は気仙沼、富谷、大河原、村田の4市町で行われている。子宮がんも行うケースは女川町のみ。
 富谷市は乳がんの夜間検診を2011年度に始めた。対象条件の変更があり単純比較はできないものの、受診率は10年度(対象者1万2227人)の21.9%から11年度(同1万2450人)の28.7%へ7ポイント近く上昇した。
 夜間検診について、自治体からがん集団検診の委託を受ける県対がん協会の担当者は「受診のハードルが下がった結果が数字に表れた。協会としても夜間検診が広がるよう取り組みたい」と話す。