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【福井県】

働く母親をまち全体で応援 就労支援や割引サービスなど

福井新聞 2019年6月25日(火)
フォトセッションで笑顔を見せる(左から)酒井さん、犬山さん、牧野市長、秋庭代表、高島社長=6月23日、福井県鯖江市文化の館
フォトセッションで笑顔を見せる(左から)酒井さん、犬山さん、牧野市長、秋庭代表、高島社長=6月23日、福井県鯖江市文化の館

 女性活躍社会の実現に向けて福井県鯖江市は、働く母親をまち全体で応援する新プロジェクトを企業と協働で始める。産官民一体となって、女性の就労支援や働きやすい環境整備、協力店での割引サービスなどを実施。女性の就業率が全国でも高水準の同市から「お母さんが子育てに仕事に、自分らしく生きられる社会」を目指す。

 「わたしの日プロジェクト」と銘打ち、不動産・住宅情報サービスなどの「LIFULL(ライフル)」(東京)と取り組む。同社のグループ会社で、子育てと仕事の両立を目指す女性を雇用しウェブ関係業務を行う「LIFULL FaM(ライフルファム)」(同)は、2018年にサテライトオフィスを同市内に設置している。

 6月23日、鯖江市文化の館で記者発表会が開かれ、牧野百男市長とライフルファムの秋庭麻衣代表取締役がプロジェクトの概要を発表した。内容は鯖江市内の商店で毎月第二日曜を中心に「わたしの日」を設け、母親を対象に割引サービスを実施。7月から市内のマッサージ店や飲食店などで始める予定で、参画店は商業団体の協力のもと、随時募集している。

 ライフルファムは、市内の中小企業を対象にワークライフバランスの改善支援に取り組み、女性が働きやすい職場づくりを手助け。市は女性雇用を推進する企業を補助したり、女性リーダーの増加へ自分に自信が持てない「インポスター症候群」の解消に取り組んだりする。

 秋庭代表は「女性自身の意識改善も重要。お母さんたちに妻でも母親でもない『私』でいていいんだと勇気を与えるプロジェクトを目指す」と意気込む。牧野市長は「鯖江から世界に発信できる女性活躍のロールモデルをつくりたい」と述べた。

 発表会では、鯖江市出身でインテリア雑貨の「Francfranc(フランフラン)」(東京)の高島郁夫社長、イラストエッセイストの犬山紙子さんらを招いたトークセッションも開かれた。高島社長は「幼いころから働く母の姿を見て、鯖江のものづくりは女性に支えられていると感じていた。その鯖江が女性活躍を推進することは自然な流れだし、今後に期待したい」と話していた。