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【神奈川県】

子ども食堂に米を定期支援へ 横須賀市が取り組み

神奈川新聞 2019年6月26日(水)
市から米約30キロを受け取った子ども食堂の代表者ら =横須賀市役所
市から米約30キロを受け取った子ども食堂の代表者ら =横須賀市役所

 横須賀市は、個人や企業から寄贈された米を、市内の子ども食堂に無償で提供する取り組みを始めた。従来は希望する生活困窮者が来庁して食料品を受け取る必要があったが、より継続的に、幅広く支援するため、市内の八つの子ども食堂に一定量を分配する。
 市は昨年10月、NPO法人「フードバンクかながわ」と協定を締結。同法人は賞味期限が迫っているなどの理由で販売が難しくなった食品や防災備蓄品を企業や個人から寄贈してもらい、非営利団体や行政機関に無償で提供している。
 市はこれを、経済的に苦しい市民に対し、相談内容に応じて配布している。ただ希望者は市生活福祉課の窓口に足を運ぶ必要があり、継続支援に課題があった。同課は「各世帯にこちらから出向くのは、公平性を期すために難しかった」と説明する。
 そうした中、子ども食堂が情報共有や連携の強化を図るため、昨年7月に「よこすか三浦子ども食堂・地域食堂ネットワーク」を設立。これを受け、市は継続的、定期的な支援につなげるため、ネットワークに毎月約30キロの米を、月1回提供することを決めた。
 24日には、子ども食堂の代表者らが市役所を訪れ、米を受け取った。同市池上で子ども食堂を運営している「よこすかなかながや」の和田信一代表(52)は「(食堂に)寄付はあっても月によって波があるため、定期的にもらえるのはありがたい」と喜んだ。
 同課は「子ども食堂は、一人で食べる『孤食』問題の解消にもつながる。今後も民間の力を借りて、支援の幅を広げていきたい」としている。