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【福井県】

障害者裁判員選任裁判所の対応理解 敦賀で研修会

福井新聞 2019年7月23日(火)
障害者が裁判員に選任された場合の対応などについて理解を深めた障害者相談員の研修会=7月21日、福井県敦賀市福祉総合センター
障害者が裁判員に選任された場合の対応などについて理解を深めた障害者相談員の研修会=7月21日、福井県敦賀市福祉総合センター

 障害者の悩みを聞く障害者相談員の本年度研修会が7月21日、福井県敦賀市福祉総合センターで開かれた。今年で施行10年を迎えた裁判員制度をテーマに、障害者が裁判員に選任された場合の裁判所の対応などについて理解を深めた。

 研修会は、県と県身体障害者福祉連合会が主催。福井地裁の渡邉史朗裁判官と、身体障害者で裁判員経験者の山口美鈴さん(54)=越前市=を講師に招き、県内の相談員ら約80人が聴講した。

 渡邉裁判官は、障害者が裁判員に選ばれた場合の対応に関して「聴覚障害の方には補聴器などを裁判所が貸し出し、手話通訳者も手配する。視覚障害の方には証拠写真などを音声情報で伝える、という風に裁判のやり方を工夫する」と話し、選任手続きの早い段階で裁判所に相談してほしいと強調した。

 山口さんは裁判員の経験について「当初は障害を理由に辞退しようと思ったが、評議などに真剣に取り組み、良い経験になった」と振り返り、「車いすでも裁判員をやっている、と見せることはできた。もし選ばれたら積極的に参加してほしい」と呼び掛けた。