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【秋田県】

介護ロボットで働きやすく 秋田市で体験会、人材確保へ期待

秋田魁新報 2019年9月2日(月)
入浴支援型の介護ロボットを体験する参加者
入浴支援型の介護ロボットを体験する参加者

 秋田労働局は30日、介護の事業者と就職希望者の双方に介護ロボットや補助器具の導入の利点などについて理解を深めてもらい、雇用につなげるための体験会・面談会を秋田市茨島のハローワーク秋田で開いた。介護ロボットは介護従事者の負担を軽減しようと導入が進んでおり、業界のイメージ向上により人材確保につながることが期待されている。

 事業者、就職希望者の計46人が参加。福祉用具販売・レンタル業の「かんきょう」(同市土崎港)は、浴槽内での利用者の立ち座りをサポートする入浴支援ロボットを実演し、参加者は実際に体験した。

 社会福祉法人・ともしび会(同市添川)と介護施設運営のシンワ(同市新屋)は、赤外線のセンサーでベッド上の利用者の動きを見守り、人工知能で処理された情報をスマートフォンで確認できる見守り支援型のロボットの導入状況を説明。

 ともしび会の塚本真理子管理者(46)は「介護業界にマイナスイメージを持っている人が多い。ロボット導入による負担軽減も含め、働きやすい業界であることを知ってもらいたい」と話した。

 他にも虹の街(北秋田市)が、自宅の部屋でも入浴できる持ち運び可能な浴槽や補助器具を用いて在宅介護サービスを行っていることを紹介した。

 面談会では就職希望者が、事業者側に仕事内容や採用情報などについて熱心に質問。秋田市桜の斉藤一夫さん(47)は「介護業界で働きたい。介護ロボットがここまで進化しているとは驚いた」と話していた。

 県長寿社会課によると、県内約1800の介護事業所のうち、約40事業所が国や県の補助金を利用して介護ロボットを導入している。