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【鳥取県】

遊休スペースに高齢者交流拠点に 溝口分庁舎に開設

山陰中央新報 2019年9月2日(月)
議場だった場所に設置されたトレーニング機器
議場だった場所に設置されたトレーニング機器

 鳥取県伯耆町溝口分庁舎(伯耆町溝口)に2日、高齢者向けスペース「みぞくちテラソ」がオープンする。合併で使われなくなった旧溝口町時代の議場など遊休スペースを有効活用し、高齢者が運動したり、軽作業ができたりする交流拠点に改装した。

 同分庁舎は6階建てで2002年に旧溝口町役場として完成。05年の合併後、分庁舎となった。1〜3階は総合窓口課や産業課、教育委員会事務局などに活用。6階は東京のIT企業のサテライトオフィスが入っている。

 議場があった5階や、議長室、議会事務局があった4階は遊休フロアになっており、町が活用策を検討していた。溝口地域の高齢化率は43・3%と高く、高齢者の健康増進や生きがいづくりに役立てようと、みぞくちテラソを整備した。

 総事業費は8900万円。スポーツクラブを全国展開するルネサンス(東京都)と連携し、同社のノウハウを取り入れながら、町社会福祉協議会が運営する。

 5階部分は運動・コミュニティースペースとし、議場だった場所には、ランニングやストレッチの機器を並べた。ルネサンス社員の研修を受けたフィットネスインストラクターが利用者に機器の使い方や運動プログラムを教える。同じ階には、カラオケルーム2部屋やカフェコーナーもある。

 4階部分の議長室や議会事務局があった場所は仕事スペースで、高齢者が町内の企業から請け負った電子部品の組み立てやシール貼りなどの軽作業をして収入を得る場として利用する。

 町企画課の森道彦課長は「町民の生活にめりはりと潤いを与えられる場にしたい」と話した。