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【大分県】

障害者の自立を障害者が支援 中津市に民間初の事務所

大分合同新聞 2019年9月3日(火)
民間では市内初となる事務所で歓談するスタッフや仲間たち=中津市下宮永
民間では市内初となる事務所で歓談するスタッフや仲間たち=中津市下宮永

 障害のあるスタッフが障害者の自立をサポートする「あっとほぅむぷれいす」が中津市に発足した。任意団体「自立生活センターぐっとらいふ大分」(別府市、丸子博司代表)の中津支部として活動する。自立支援や仲間づくり、バリアフリーの啓発などに取り組む。民間では市内初となる。
 ぐっとらいふ元スタッフで重度障害のある川野陽子さん(40)=市内三光=が支部長を務める。
 体調を崩して2年前に帰郷した川野さん。体調が回復するうちに、地元の仲間(障害者)や地域の福祉向上のために役立ちたい―との思いがふつふつと湧いたという。丸子代表がその思いに応えた。ぐっとらいふは障害者が自分の住みたい地域で自立して生活できるように各種のサポートをしている。活動範囲が広がるとして中津市下宮永の「企業組合みずから」の一角に事務所を整備した。
 川野さんを含め、現場スタッフ4人が対応する。同じ目線で利用者の話を聞く「ピア・カウンセリング」や、交流イベント、勉強会を企画。誰にも優しい地域づくりを目指す。
 8月19日に開所式があり、障害者や支援者、協力団体、行政の関係者ら25人が出席。交流会で触れ合った。
 川野支部長は「一歩踏み出せない仲間がいるはず。障害を持っていても自分らしい生活を送りたい人を全力で応援したい。地域との交流を大事にし、誰もが気軽に集まれる場所にしたい」と張り切っている。
 開所は月、金曜の午後1時から同5時。電話は時間外でも受け付ける。問い合わせは TEL 090-3799-1323。