ニュース
トップ

【山梨県】

学校生活慣れて 小1の壁 予防へ 教諭が訪問

山梨日日新聞 2019年9月11日(水)
園児に給食着のたたみ方を教える教員=甲府・友愛保育園
園児に給食着のたたみ方を教える教員=甲府・友愛保育園

 甲府市内の小中学校教員でつくる市教育研究協議会の幼年教育研究部会は、進学を控えた保育園の年長児にランドセルやほうきの使い方などを教える取り組みをしている。子どもが戸惑いやすい点をあらかじめ伝えることで、小学校生活での不安を和らげる狙いがある。
 同部会は幼稚園・保育園と小学校の連携について研究していて、年長児に教える取り組みは昨年度始めた。8月中旬にはメンバー5人が友愛保育園を訪れ、年長児23人に学校生活で使う機会が多い「ちょう結び」の方法や給食着のたたみ方を教えた。
 保育士や保護者との意見交換の場も設けた。保護者からは「5分間がどのぐらいの長さか理解できず、時間通りの行動が苦手」などの声があり、教員は「教室では大きなタイマーを置いている。音楽を使って曲の長さで時間の感覚を教えることもある」とアドバイスした。
 友愛保育園の保育士は「小学校の先生に教わることで、子どもたちも小学生になるという自覚が芽生えると思う」と話した。同部会長を務める中道南小の荻野三穂教頭は「入学直後の児童が学校環境に適応できない『小1プロブレム』を防ぎ、学校生活に早く慣れることができるようにサポートしたい」と話している。