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【栃木県】

子どもの安全へ護身術 栃木県、初の「見守り講習」

下野新聞 2019年9月13日(金)
県警教養課員(左)の指導で護身術を実践する県職員ら
県警教養課員(左)の指導で護身術を実践する県職員ら

不審者対応 職員が実践
 通勤・退勤途中や勤務中など日常生活で子どもの安全を見守ろうと、県は、県職員向け防犯講話「とちまる見守り講習」を県庁北別館で初めて開いた。51人が参加し、護身術の実践などを通じて「ながら見守り活動」に理解を深めた。
 大津市の保育園児死傷事故や川崎市の児童殺傷事件など子どもが巻き込まれる事件事故が発生している一方、防犯ボランティア団体が減少し地域での見守りが難しくなっている状況を踏まえて開催した。
 県警から県くらし安全安心課に派遣されている福田亮(ふくだりょう)副主幹が、他県で起きた事件は防犯ボランティアがいない地域だったことなどを説明。「犯罪者は人目を一番嫌がる。子どもたちの周囲に目を配り、不審者がいたら110番して」と訴えた。
 県警教養課員による護身術教室も行われ、不審者に腕を捕まれたときの振り払い方や攻撃の避け方などを二人一組で実践した。
 目撃者役として模擬通報した県くらし安全安心課の大橋史子(おおはしふみこ)さん(41)は「警察官は聞き出し方がうまく、安心して通報できると思った。子どもが2人いるので、家でも護身術を復習したい」と話した。
 県は本年度、職員向け講習を複数回開き、来年度は県政出前講座などで県民にも取り組みを広げる。