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【栃木県】

高齢者の居場所づくりへ 栃木・真岡市の山前地区 住民や児童と交流3日間

下野新聞 2019年9月20日(金)
地区の住民と施設の利用者、小学生がゲームなどを楽しんだ交流会
地区の住民と施設の利用者、小学生がゲームなどを楽しんだ交流会

初の取り組み 「先進事例」波及に期待
 【真岡】高齢者の居場所づくりを目的に、山前(やまざき)地区住民らによる日常生活圏域協議体「いきいきプラン山前」は、東大島の介護施設「グループホームふれんど真岡」で地区住民と施設利用者、小学生との交流会を開いた。3日間のプログラムを3回、計9日間にわたって展開する市内の協議体でも初の取り組み。市社会福祉協議会は同協議体の先進的な試みが、他地区に波及することにも期待を寄せている。
 日常生活圏域協議体は介護保険制度に位置付けられる。「いきいきプラン山前」は2016年5月に組織された。市社協が実施する市の委託事業の一環で、高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けられる仕組みづくりに取り組む。これまで見守り事業や認知症の人への声掛け訓練を行ってきた。
 交流会は、同協議体メンバーで同施設長の細島聡子(ほそしまあきこ)さん(36)の協力で実現した。3日間のプログラムは、ゲームや料理教室、市の認知症予防ボランティアによる認知症予防体操などを通して交流する内容。9日間開かれ、西田井、山前両小の児童計22人と、同地区住民の計12人が参加している。
 この日は小学生6人、地域住民3人がボウリングや的当て、魚釣りなどを楽しんだ。参加した東大島、農業大平百合江(おおひらゆりえ)さん(74)は「交流の場が地域にあるのはいい。機会があればまた来ます」と話した。
 協議体は市内7地区のうち3地区が設置しており、新たに1地区で設置に向け準備が進んでいる。具体的な取り組みが行えていない地区もあるが、山前地区を参考にしようと見学に訪れることもあるという。市社協担当者は「山前地区のような先進事例を参考にしながら、各地区の課題に合った取り組みをしてもらえればいい」と話している。