ニュース
トップ

【栃木県】

愛犬と通学路見守り 栃木・小山市、羽川小運営協提案「ボランティア犬」続々

下野新聞 2019年10月10日(木)
飼い犬のメイと散歩する塚原さん。リードの手元には「安全ボランティア犬」のホルダーが付いている
飼い犬のメイと散歩する塚原さん。リードの手元には「安全ボランティア犬」のホルダーが付いている

散歩兼ね48軒55匹登録
 【小山】愛犬の散歩をしながら子どもたちを見守ってもらえたら−。羽川小が通学路の見守り活動に協力してくれる「安全ボランティア犬」を募集したところ、地域から協力者が続々と現れている。9月末の時点で48軒55匹が登録した。散歩する時間や回数は自由で、学校側が用意する「安全ボランティア犬ホルダー」をリードに付けてもらうだけ。子どもにも安心感が広がっている。
 同校では登下校の見守りを行う「学校安全パトロール」に85人が協力している。協力者をさらに増やすために、地域住民らで構成する学校運営協議会(コミュニティースクール)で「安全ボランティア犬」が提案され、6月に保護者や自治会を通して募集を始めた。
 提案したのは羽川下二自治会の奥中栄二(おくなかえいじ)会長(71)。他県で「パトロール犬」を募っている例を知り「犬の散歩ならいつでも誰でも高齢者でもできる」と考えた。「安全ボランティア犬」として、登下校時に拘束せず気軽に散歩してもらえることを強調。「これまで二十数人に頼んだが、断られたことはない」という。
 「安全ボランティア犬」のホルダーは膝附政江(ひざつきまさえ)校長(55)の手作り。長さ約20センチ、幅約5センチのラミネート加工で反射材も付けた。「みんなが見守るまちづくりができるのが羽川小の強みになる」と、自ら自治会などに出向いて協力を呼び掛けている。
 学校の近くに住む塚原通康(つかはらみちやす)さん(76)は愛犬の「メイ」を登録。「自分の健康維持と地域の安全の一挙両得になる」と引き受けた。夕方散歩していると、遊びから帰る児童とすれ違うことがあるといい「意識が高まった」という。
 登校中に「安全ボランティア犬」を見掛けたという3年の女子児童は「見守ってもらえてありがたい」「みんなも安全に登校できる」と喜ぶ。同校は学校安全ボランティアと合わせて150人を目指す。