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【栃木県】

地域に感謝、初の交流祭 栃木・真岡、就労支援カフェ「そらまめ食堂」

下野新聞 2019年11月8日(金)
販売やワークショップを通し障害者と来場者が交流した大感謝祭
販売やワークショップを通し障害者と来場者が交流した大感謝祭

食べ物や雑貨など販売 地元高校生もお手伝い
 【真岡】NPO法人「手仕事工房そら」(益子町長堤)が運営する田町の就労継続支援B型事業所「レストランカフェ『そらまめ食堂』」で、障害者と来場者が交流するイベント「そらまめ大感謝祭」が初めて開かれた。障害者らが働くカフェの取り組みを広く知ってもらうとともに、日頃関わる地域の人たちへの感謝を込めて企画。食べ物や雑貨の販売やワークショップを行い、多くの来場者でにぎわった。
 同食堂は、2011年10月にオープンした。現在は10〜60代の12人の知的障害者や精神障害者らが分業でクレープを作ったり、食器を洗ったりするなど、障害の程度に応じてスタッフと一緒に働く。日曜祝日を除き営業し、軽食や飲み物を提供するほか、キーホルダーなど製作した雑貨を販売。地域の人や高校生らが訪れている。
 イベントは、障害者が主体的に関わる機会にもなるとし、今年5月から準備してきた。これまで駐車場の確保が難しかったが、店舗向かいにあった芳賀赤十字病院の移転に伴い、同病院の駐車場が借りられたことで実現した。
 この日は、通常のメニューのほか、障害者の意見を反映したイベント限定の「豚丼」や特製クレープなどを用意。縫いぐるみなどの雑貨も販売した。ワークショップでは、クラフトバッグや手拭いによるはたき作りを、障害者が来場者にアドバイスした。交流のある真岡女子高JRC部の生徒30人も手伝いに駆け付けた。
 普段は来店者と関わる業務は少ないという知的障害のある桧山初男(ひやまはつお)さん(60)は「商品が売れるのを見るとうれしいし、自分も役に立っていると感じる」。同店店長の成田雪子(なりたゆきこ)さん(56)は「イベントに向け一生懸命取り組む障害者の姿が見られた。多くの人に来てもらえて良かった」と話した。