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【栃木県】

障害者作った飲食物を提供 カフェ「だいち」、正式にオープン 日光市内の3法人運営、理解啓発へ

下野新聞 2019年11月13日(水)
正式オープンしたカフェ「だいち」
正式オープンしたカフェ「だいち」

 【日光】今年1月に供用が始まった市役所本庁舎1階に、障害者の就労を支援している市内の三つの法人が運営するカフェ「だいち」が正式オープンした。店名は「大地から大空への羽ばたき」という意味を込めた。各法人の福祉事業所で障害者が作った飲食物を販売し、理解を促す考えだ。
 三つの法人は社会福祉法人「夢の森福祉会」と、NPO法人の「友歩(ゆうほ)」と「はばたき」。本庁舎1階のカフェスペースは、障害者の就労支援に役立てようと整備。カフェは仮オープン後に販売品数を増やして、正式オープンした。カフェの前には机やイスも配置された。
 カフェではキッシュや焼き菓子といった軽食、コーヒーやジュースなどの飲み物を販売している。市役所の利用者や市職員が多く利用し、正式オープン初日には、限定メニューのカボチャのキッシュが30分ほどで完売するなどにぎわっていた。
 だいちの事務局をつとめるNPO法人「はばたき」(今市本町)の広瀬浩(ひろせひろし)理事長(63)は「多くの市民が利用する市役所で取り組むことで、障害者の働く場所への理解を広めたい」と話した。
 市資産経営課によると、現在取り壊し中の旧庁舎には民間の飲食店が運営する食堂があったが、市庁舎に障害者が作った商品を販売する店を常設するのは初めて。新庁舎の供用開始から8カ月強、カフェのオープンに向けて準備を進めてきた。
 同課の担当者は「予定通りにスペースを活用できてよかった」と話した。