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【高知県】

通院先、持病など情報を盛り込んだQR名札 事故や避難時に迅速把握

高知新聞 2019年11月14日(木)
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避難所に到着した順に、首にかけたQR名札を読み取った(香美市土佐山田町東本町5丁目)

 高知県香美市土佐山田町の東町上一町内会第一防災会がこのほど、防災訓練を行い、今夏に導入したQRコード付き「災害避難用名札」の使い勝手をチェックした。

 名札は「避難所での受付混雑解消に役立てよう」と、東町上一町内会第一防災会が考案。QRコードには名前や住所、通院先、持病など14項目の情報を盛り込んでおり、現在、地域の127人が名札を作成している。

 3日の訓練ではヘルメット姿の住民がそれぞれ名札を首にかけ、続々と避難先の防災倉庫に集まった。東町上一町内会第一防災会長の岡林卓さん(63)が到着順に、スマートフォンのカメラをかざして読み取り。1人当たり1秒ほどで、スムーズに35人分の受け付けを終えた。一方、名札のない6人は、従来の「避難者カード」に記入。10分近く要する人もいた。

 参加者は「事故や病気で(自分の)意識がない時にも役立つ」「悪天候時に記入の列に並ばずに済むのはうれしい」などと、名札の有効性を実感。岡林さんは「スマホなどでコードを撮影しておくと、名札紛失時の保険にもなります」などと呼び掛けた。

 東町上一町内会第一防災会は今後も訓練などを通して、スマホの操作や避難者リストの作成など、ノウハウを共有していくという。(横田宰成)