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【岩手県】

医師働き方改革へ連携 岩手県内14団体、ネットワークを発足

岩手日報 2019年11月15日(金)
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医師の働き方改革について課題を共有するネットワーク関係者

 岩手県内で医師の働き方改革を推進するネットワークが13日、各地の基幹病院や住民団体、行政など14団体で発足した。医師の不足や偏在に直面する中で地域医療の担い手を守るには、負担軽減が急務。2024年に始まる時間外労働規制も見据え、課題共有と改善に取り組む。

 名称は「医師の働き方改革の推進と地域医療を守るネットワークいわて」。県が呼びかけ、盛岡市内で同日開いた初会合には約30人が出席した。達増知事は冒頭「課題を県民全体で共有し、全県的に働き方改革を推進したい」と述べた。

 24年適用の改正労働基準法では、勤務医の時間外労働は月100時間未満、年960時間を上限に定めるが、35年度末まで地域医療を担う病院医師は特例的に上限を年1860時間とする。県医療局によると、県立医療機関では18年度、全常勤医565人のうち79人が月平均80時間を超え、状況改善が迫られている。

 意見交換で、全国自治体病院協議会の望月泉副会長(元県立中央病院長)は「本県医療は県立病院や大学病院の応援に支えられている。派遣医師の時間管理も課題になる」と訴えた。

 岩手医大付属病院の小笠原邦昭院長は「教育段階から、医師が自分を犠牲にして働く意識を変えなければならない」との認識を示し、盛岡赤十字病院ボランティアとして活動する伊藤実代表は「自分たちが健康を保ち、できるだけ病院に通わないことが負担軽減につながる」と利用者側の意識改革を説いた。

 構成団体は次の通り。

 県民みんなで支える岩手の地域医療推進会議 盛岡赤十字病院ボランティア 県市長会 県町村会 県医師会 岩手医大付属病院 盛岡赤十字病院 北上済生会病院 国立病院機構盛岡医療センター 県医療局 全国自治体病院協議会県支部 全日本病院協会県支部 国民健康保険団体連合会 県医療勤務環境改善支援センター