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【神奈川県】

障害児の母、在宅ワークの道 横須賀で企業向け説明会

神奈川新聞 2019年12月3日(火)
障害児の母親らが取り組むテレワーク事業について説明する五本木代表理事(右) =横須賀商工会議所
障害児の母親らが取り組むテレワーク事業について説明する五本木代表理事(右) =横須賀商工会議所

 障害のある子の保護者らを対象に、テレワークを活用した就労支援を進めている神奈川県の横須賀商工会議所(横須賀市平成町)と一般社団法人「sukasuka−ippo」(同市久里浜)が28日、これまでの取り組みを地元事業者などに紹介する説明会を商議所で開催した。
 商議所と、障害児を持つ母親らでつくる同法人は2017年11月、「よこすかテレワーク」と題した事業を協働でスタート。育児などに追われ、なかなか働けない市内の障害児の保護者向けに、在宅などでの柔軟な働き方を提供している。
 これまで依頼を受けて手掛けた業務は、インターネット販売のシステム構築や受注管理など160以上。今年4月からは市の委託を受け、対象を市内のひとり親などにも拡大した。今月28日時点で、女性48人が登録しているという。
 説明会は、新たな業務の委託元に結び付けることなどが狙いで、商議所の呼び掛けに応じた市内企業17社が参加した。同法人の担当者らが取り組み事例を披露したほか、実際に業務を依頼している企業3社も登壇して実績を紹介。その後、参加者同士で軽食を片手にしながら交流を深めた。
 説明会は、登録して間もない保護者や登録希望者にも事業を知ってもらう目的も兼ねており、約2週間前に登録したコロンビア出身で同市在住のドゥアルテ・ミッシェルさん(47)も出席。持病のある中学2年の次女の通院に付き添うため、「家族の時間を確保しつつ空き時間を活用して働きたい」と語った。
 事業では今後、保護者だけでなく、障害者本人のテレワークの実現にもつなげたいとしている。同法人の五本木愛代表理事は「意欲ある保護者が数多くいることを地域に知ってもらい、こうした働き方が横須賀に根付いてくれれば」と期待している。