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【徳島県】

視覚障害者・外国人向けに商品説明をスマホで音声化 徳島県出身者の企業がQRコード開発

徳島新聞 2019年12月4日(水)
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商品パッケージに付けるアクセシブルコードのサンプル(エクスポート・ジャパン提供)

 徳島県藍住町出身の高岡謙二さん(52)=大阪市在住=が経営し、外国語ウェブサイトの制作などを行う「エクスポート・ジャパン」(同市)が2日、視覚障害者と外国人向けに、商品パッケージに説明書きの読み上げ機能をつける仕組みを開発したと発表した。視覚障害者が位置を探しやすく工夫したQRコードを表面に印刷し、スマートフォンで読み取ると利用者が設定している言語で読み上げる。2020年に開かれる東京五輪・パラリンピックに向けて企業への普及を図る。

 QRコードは「アクセシブル(利用しやすい)コード」と名付けた。四隅に直径約1ミリの点字状の突起を配置するなどし、視覚障害者が触れれば位置を確認できる。スマホで読み取ると、原材料やアレルギーといったパッケージの説明書きを、スマホに標準装備されている読み上げ機能が音声化。最大15カ国語まで対応している。

 エクスポート・ジャパンは、アクセシブルコードの利用料で収益を得る。大手メーカーが採用を決めているほか、複数の企業が導入を検討しているという。

 同社によると、視覚障害者は世界人口の約4%に当たる約2億9千万人に上り、そのうち点字を読める人は1割程度。パラリンピックでは視覚障害のある多くの外国人の来日が見込まれ、それぞれの使用言語で、音声による情報伝達の方法が必要とされている。

 高岡さんは「アクセシブルコードは視覚障害者と外国人に同時に対応でき、企業は費用対効果の面で導入しやすいと思う」と話している。