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【愛媛県】

電子カルテ閲覧、活用へ力 愛媛大病院 医療関係者ら研修

愛媛新聞 2020年1月20日(月)
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愛媛大医学部附属病院の電子カルテをかかりつけ医らが閲覧できるシステムの活用策を学ぶ医療関係者=18日午後、東温市志津川

 愛媛大医学部附属病院の電子カルテをかかりつけ医らがリアルタイムで閲覧できる「地域医療連携ネットワークシステム」の研修会が18日、東温市志津川の愛媛大医学部であり、県内の医療関係者ら約60人が活用へ理解を深めた。
 愛媛大病院は、地域の病院と患者の受け入れや受け渡しをスムーズに行うため、診療内容や採血結果、画像などの情報開示システムを2019年3月に導入。本格稼働に向け、病院や介護施設などとの連携を促すため、愛媛大病院総合診療サポートセンターが研修会を開いた。
 同センターの広岡昌史副センター長がシステムの活用事例を交え「愛媛大病院で検査・治療を受けたことがあるが内容や結果を把握していない患者の診察に有効。アレルギー反応が出る薬と出ない薬の判別もできる」などと紹介。転院患者の情報共有にも便利だと考えていると述べた。
 かかりつけ医の立場から、システムを利用する菅井内科(松山市)の北野克宣抗加齢・生活習慣病センター長は、大学病院は看護師や管理栄養士、医療社会福祉士ら多職種が関わっており、家族関係や経済・就労・生活環境など患者を取り巻く状況を把握できるのが強みと指摘。「システムで多職種の見解を見られるようになれば、(生活や家族の支援や、他機関との連携など)いろいろな点から患者を救済できる」と投げ掛け、システムが情報収集に役立つとした。
 県医師会が整備し、セキュリティーを確保して愛媛大病院のシステムと接続できるネットワークの紹介などもあった。