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【神奈川県】

事故防止へ''孫''が一役 反射板に願い込めメッセージ

神奈川新聞 2020年2月21日(金)
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お年寄りにメッセージ入り反射材を手渡す子どもたち=湯河原町宮上

 神奈川県警交通総務課と小田原署は14日、湯河原町立小学校で児童に反射材を配布する取り組み「メッセージリフレクタープロジェクト」を始めた。孫世代からお年寄りに注意を呼び掛けるのが狙いで、県警が初めて実施。県内の交通死亡事故件数が全国最多で推移していることを踏まえ、高齢化率が最も高い地域で交通安全を呼び掛けた。
 反射材は19日まで、町立小学校3校に通う児童計約900人に2枚ずつ配布。1枚は子どもたちが身に着け、残る1枚は児童がメッセージを書いて祖父母や地域の高齢者にプレゼントする。JA共済連神奈川から寄贈を受けた。
 湯河原小では、県警職員らが交通事故への注意事項を説明。反射材を受け取った児童は油性ペンで「青しんごうでわたってね」「右、左をよくみてね」などとメッセージを書き込んだ。2年生の女児(8)は「お年寄りが事故に遭わずに済むようにと願って書いた」。受け取った吉田綾子さん(91)と佐藤ひろ子さん(81)は「子どもたちの気持ちがうれしい。夜も安心できるので、外出の際はぜひ着けたい」と話した。
 県警によると、県内の交通事故の死者(2月13日現在)は全国ワーストの25人で、うち14人が65歳以上の高齢者という。