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【高知県】

佐川町に「共生型サービス」提供する福祉施設 今夏開所目指す

高知新聞 2020年2月26日(水)
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佐川町社会福祉協議会が整備を進める共生型福祉施設の予定地(佐川町甲)

 佐川町社会福祉協議会(高岡郡佐川町乙)は佐川町甲に、高齢者や障害児者が共に利用できる「共生型サービス」を提供する福祉施設を整備する。早ければ8月中の開所を目指しており、高知県内4例目。佐川町社会福祉協議会は「同じ職員が複数のサービスを提供するので臨機応変な対応がしやすく、利用者の安心にもつながるはず」と期待している。
 「共生型サービス」は、高齢者や障害児者が同一事業所で障害福祉や介護保険のサービスを受けられるもの。医療や介護、生活支援で一体的なサービスを提供する「地域包括ケアシステム」の構築に向け、国や県が後押ししている。
 マルナカ佐川店北に整備する新施設は、鉄骨造り2階建てで延べ床面積1230平方メートル。1階の「共生型」小規模多機能型居宅介護施設(登録定員29人)は高齢者も障害児者も利用でき、通所(デイサービス)を中心に、必要に応じて宿泊(ショートステイ)、自宅への訪問(ホームヘルパー)にも対応する。2階は認知症対応型生活介護施設(グループホーム、定員18人)。地域との関わりも広げようと、1階には住民も利用できる交流スペースを設ける。
 国と県の補助を活用し、総事業費約3億7千万円。1月下旬に着工し、7月末完成を見込む。
 佐川町社会福祉協議会開設準備室の田村和裕室長は「ショートステイができる施設が町近隣になく、障害者やその家族のニーズに応えたかった。障害者や認知症の人、地域住民が生活の中で触れ合い、誰もが互いに支え合う共生社会の拠点を目指したい」と話している。(森田千尋)