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【栃木県】

学用品調達、困窮家庭へ 栃木・那須塩原「たんぽぽの会」 地域の人脈フル活用

下野新聞 2020年5月28日(木)
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学用品などを届ける活動を始めた林会長(右から2人目)ら関係者

 【那須塩原】家庭教育支援を行う埼玉のボランティア団体「たんぽぽの会」が、不要となった学用品や制服、部活動用品などを集め、必要とする市内の児童生徒に届ける活動を始めた。「新型コロナウイルスの影響で困る家庭も増えてくるはず」と林美幸(はやしみゆき)会長(50)。「外出自粛などで大変な時期だが、人がいれば物事は解決できる。支え合える関係を目指したい」としている。
 たんぽぽの会は黒磯地区の家庭教育オピニオンリーダーらで組織している。
 市内で特別養護老人ホームなどを運営する「京福会」の支援で塩野崎新田の一軒家を拠点とし、4月から不登校の子らを対象とした「居場所」づくりをする予定だった。だが、新型コロナウイルス感染拡大で見合わせ、拠点を倉庫として使い、学用品や制服などを必要な家庭に届ける活動に切り替えた。
 強みはきめ細かなネットワーク。元小中学校PTA会長の林会長は、市内のPTA会長OBらでつくる「那須塩原BBS」のつながりをフル活用する。養育が行き届きづらい子どもを支える「子どもの居場所」から「中学校の体操着を探している」という要望があった際は、同BBS関係者に連絡し「20分間」で調達のめどが立った。「信頼関係があるから話がスムーズ」で、関係者間のつながりも強まるという。
 こうしたネットワークを駆使し、ニーズを把握して調達する。林会長は「いろんな人の力を借りてコーディネートし、困っている家庭にみんなで子育てする安心感を感じてもらいたい」と話している。(問)林さん080・6575・2204。