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【大分県】

「児童に本を」菅尾小に寄付20年超 豊後大野市三重町の地区振興協

大分合同新聞 2020年7月2日(木)
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衛藤俊明校長(中央)に学校教育助成金を手渡す菅尾地区振興協議会の川野博美会長(右)。左は甲斐萌子図書主事=豊後大野市三重町の菅尾小

【豊後大野】豊後大野市三重町の菅尾地区振興協議会(川野博美会長)は地元の菅尾小(衛藤俊明校長、75人)に学校教育助成金として10万円の寄贈を20年以上続けている。同校は図書費として活用し、これまでに2千冊以上を購入。児童が読書に親しむきっかけにつながっている。
 協議会は菅尾地区の7自治会で構成。同助成金は全戸から毎月100円ずつ集める会費の中から捻出している。本年度分の贈呈式は6月4日に同校であり、助成金を受け取った衛藤校長は「地域のサポートのおかげで読書量の多さは学校の自慢になった。児童は本から語学力を養い、生き方を学んでいる」と礼を述べた。
 同校によると昨年度、市教委からの図書費は年間26万1千円。読書感想文や感想画などで必要な指定図書の購入と、古くなった本の買い替えなどに使用し、児童が希望する本まで買うのは難しいという。協議会からの助成金を使い、児童に読みたい本をリクエストして入手するなど、読書を楽しめる環境づくりを進めている。
 昨年度、同校1、2年生への貸し出し数は1人平均で年間202冊。多い児童は328冊にも上った。3〜6年では平均で2万ページ分、多い児童で5万8千ページだった。
 同校の甲斐萌子図書主事(33)は「比較するデータはないが、他校の司書に驚かれるほど読書量は多い。助成金のおかげでなかなか買うことのできない歴史物のセットもそろえることができ、とても助かる」と話した。