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【栃木県】

オンラインで学年一斉授業 栃木・小山市東城南小 「学習差」解消へ 各教室に電子黒板配備

下野新聞 2020年7月14日(火)
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画面を通して授業を受ける児童

  【小山】東城南小は、校内での「オンライン授業」を始めた。ウェブ会議システムを使って授業の様子を複数のクラスに配信し、学年で一斉に学ぶ。クラスごとに学習差のない授業を目指すほか、新型コロナウイルス感染症の第2波に備え、「学びの機会の保障」にも役立てたいとしている。
 昨年開校の同校は、65インチの電子黒板が各教室に設置され、高速ネットワークも使えるなど充実した情報通信技術(ICT)環境が整備されている。
 校内オンライン授業は、新型コロナの影響による臨時休校中に生じた未習部分と本年度の学習を、ICTを活用して効率よく授業しようと企画した。市内で初めての試みという。
 学校が再開した6月からスタート。高学年ではほぼ全ての教科で、低中学年では音楽など一部の技能教科で導入した。教員が通常のように直接授業するクラスの様子を配信し、他のクラスでも電子黒板の画面を通して同時に学べる仕組み。配信で授業を受けるクラスでは、サポート役の教員が補助をする。
 教員からは、利点として「サポート役の先生から意見がもらえて授業力向上につながる」「特別支援学級の子どもが別教室から参加できる」などの声がある一方、課題としては「児童の反応に合わせた展開が難しい」などの指摘もあるという。青木清治(あおききよはる)校長は「実践していく中で課題を解消し、教員と児童双方に良い仕組みを整えていきたい」と話す。
 市教委は本年度、同校をオンライン教育研究モデル校として指定しており、「同校の実践的なオンライン授業法などを年度内にもまとめ、他校への展開を考えたい」としている。